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芹沢銈介美術館と、静岡のお店いろいろ

静岡市へ日帰り出張することになり、せっかくなので観光して帰ろうと計画。仲良しのお仕事関連の方が「駅近くに美術館がいくつかあるよ」と教えて下さった。駅すぐの静岡市美は私が行ったときは岩崎ちひろ展で、わざわざここで観ることもないなあとパス。静岡市立芹沢銈介美術館を訪れることに。芹沢銈介の作品もだけど、白井晟一の手がけた本館「石水館」も楽しみだった。

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石を積み上げた門を入り、木々の間をしばらく歩くと、水の音が聞こえてくる。この日はとてもいい天気で、緑がきらきらと輝いていた。噴水は椿の木で全貌は見えない。桂離宮の「目隠しの松」を思い出す。

平日なのでほかに誰もいないのをいいことに、しばらく立ち止まってこの空間を堪能する。写真を撮ろうとしたが、こんな程度にしか撮れないので早々に諦めてしまった。

美術館の設計は芹沢自ら白井に依頼し、すべてを任せたとパンフレットにある。石塀も木も建物も背が低く威圧感がない。唯一、G展示室だけほかより天井が高い積み石の白壁になっていて、祈りの空間のような荘厳さが漂う。

私が訪れたときは「暮らしに生きる文字―芹沢銈介の文字絵と朝鮮民画―」展を開催中だった。文字をデザインしたシリーズが面白く、中でも一番心に残ったのが「天の字のれん」。

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藍色の空に純白の布がひらりと羽ばたいていく、その一瞬を切り取ったような躍動感にどきどきする。手を離れた風船がどこまでも空を飛んで行くのを見送るときの、あこがれや切なさが入り交じった気持ちになる。

「て」という文字を表現しつつも、抽象画のような趣もある。画像は絵はがきをスキャンしたものなのでよくわからないが、のれんなので実物は結構大きい。実際にこののれんが大きな家の軒先にかけられて、風にそよぐさまはどんなに清々しいだろう。

 

売店(ミュージアムショップ)でカレンダーも発見。

http://ec.seribi-shop.jp/?pid=93446494

毎年、曜日の一致する年のものを復刻して販売されているようで、2016年は1960年のもの。色合いと手漉き和紙の風合いが素晴らしく、本当にほしかったのだが、カレンダーは使わないし飾る場所もないので断念。こちらを見てしまうと、縮小プリントしただけの卓上カレンダーの方なんて買う気になれない。

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美術館は登呂遺跡公園の中にある。登呂遺跡の雰囲気になじむよう、石や水、木の自然素材が用いられているのだという。

お昼ご飯は、登呂遺跡公園のすぐ横にある「もちの家」へ。

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安倍川餅が名物のお店なのでお蕎麦は期待してなかったのだけど、意外とおいしかった。お蕎麦のセットにお餅もついてきて、おなかいっぱいに。昭和の田舎にタイムスリップしたような古民家の空間もとても良かった。でもお店の人によると、土日祝は凄まじく混むそうな。

静岡市は初めてだったので、いろいろ調べてパン屋さんにも行ってみた。

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天然酵母パンの「プパンベーカリー」。インテリアもセンスが良くて素敵だった。もちもち食パンや豆ぱん、フロマージュ(チーズケーキ)、期間限定のスイートポテトパウンドを購入。

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静岡駅近くのおしゃれなコーヒースタンド「ハグコーヒー」でおいしいラテも。スペシャルティコーヒーが気軽に味わえる。近くにあったらいいのになあ。常連さんっぽい若い人でにぎわっていた。

思っていたより都会で、まだまだ楽しげなお店があった静岡。芹沢銈介美術館では芹沢銈介の家も観られたというし(知らなかった!)、また訪ねてみたいな。

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