Category Archives: Kyoto

京都 2016夏

帰省のついでに京都へ。今回のメインイベントは「草喰 なかひがし」!

img_2046

たぶん10年近くぶり。なかなか予約取れないイメージだけど、1ヶ月前を過ぎても大丈夫だった。

聞いたこともない野菜がたくさん。鯉や鴨、鰻もおいしかった!

collage_fotor collage_fotor1

銀彩のお椀がとてもスタイリッシュで印象に残った。中には鮎が泳いでた。

支払い時にカードは使えないので注意…

いつもの「京天神 野口」さんへも。

collage_fotor3

全部おいしかったー。ガラスのお皿がきれいでしげしげ見てたら「世界に13枚しかない古いベネチアングラスやで!」とのこと。お椀は鶏のおだしに松茸という変わり種。

あとはとにかく暑かったので、氷も。

collage_fotor4

「二條若狭屋 寺町店」のバジルとライムの氷と、パイナップルの氷。さっぱりフレッシュ。

午前中に行くと比較的人も少ない。

img_2037

お昼にはお蕎麦を。「かね井」は以前荒挽きそばを食べたときは何も思わなかったけど、今回ざるそばを食べたらとてもおいしかった。お酒も珍しいものがちょこちょこあった。

宿泊は、一度泊まってみたかった「アートホステル クマグスク」。

collage_fotor5

展覧会の中に宿泊できるというもの。訪れた時は藤本由紀夫さんの「THE BOX OF MEMORY」展だった。各部屋や廊下にも展示があって面白かった。かわいいおかみさんが丁寧に手作りされる朝ごはんもすごくおいしかった!

でも我々はバス・トイレ共同というのがしんどいので、宿泊はもうしないかな…。見学もできるようだったし。

img_2038

話題の「Kaikado Cafe」にも行ってみた。素敵な空間。あのあたりはあまりお店もないし、その意味でも貴重だと思う。

img_2036

北野天満宮さんへもお参りに。大福梅の土用干しが見られて嬉しかった。7月から4週間かけてカラカラになるまで干すとのこと。

あとはいつもの骨董店「尾杉商店」で漆のお皿を買ったり。しかし横浜や都内と比べて関西はあまりに暑くてびっくり。今年は関東は比較的涼しかったからかな…。もっと器も見に行きたかったけど、暑さで行動力が落ち、行きたい気分になれず残念。去年も「もう8月に京都に行くのはやめよう」と思ったはずなのに。でもまた行くんだろうな。

京都 京都市動物園など

もうこれも数ヶ月前になるけれど、恒例の京都ぶらぶら。

IMG_1868

天神さんへのお参りは欠かせない。今回は、リニューアルしたという京都市動物園へ。

IMG_1884

すごーくキレイになっていてびっくり! 空中遊歩道が設けられていて、キリンも上から見られて大迫力。

ゆとりのあるレイアウトで、開放感がある。以前はいたシロクマやアルパカがいなくなっていたから、動物の種類を減らして、その分個々のスペースを充実させている様子。

写真を撮ってないけれど、広々とした水浴び場のあるゾウのコーナーや、ジャングルを再現したというオランウータンのコーナーはとても見ごたえがあった。

IMG_1882

「撮ってんか!」という感じで前に出てポーズを決めるペンギン。ペンギンはほかにもたくさんいたが、観察しているとそれぞれ個性があって面白い。奥で壁を向いている子は新入りでまだ群れになじめないそうで、ずっと壁を向いて孤立していてかわいそうになった。

IMG_1874

元気いっぱいにじゃれ合っていたレッサーパンダの兄弟。

IMG_1873

フェネック。小さくてかわいい。

IMG_1869

警戒心が強いそうでずっと棚の下から出てこなかったツシマヤマネコ。絶滅危惧種なんだそう。

IMG_1883

観覧車は昔のまま残っていた。国内で現役最古の観覧車なのだそう。図書館やコーヒーのおいしそうなカフェ、レストランもできていた。

大好きな「セクションドール」でタンドリーチキンを食べたり、行ってみたかった「& noma cafe」でおいしいスコーンを食べてかわいい器を買ったり。京都会館もロームシアター京都として生まれ変わっていて、外から見た感じでは以前の面影が残されていて、ちょっと安心。久々の岡崎界隈散策、楽しかった。

ほかには気になっていたお蕎麦屋さん「ろうじな」へも。開店前から行列ができていてびっくり。

IMG_1886

「京天神 野口」さんでおみやげにいただいたちりめん山椒がフカヒレ入りで驚くやらありがたいやら。

IMG_1888

早くまた京都に行きたいな。次はいつ行けるかな。

吉泉

お盆あけの京都。16日の送り火が終わったら夏期休業を取られるお店が多くて、何件も予約の電話をするものの、ことごとく玉砕…。だめもとで電話したら吉泉のお昼のカウンター席が取れた。

吉泉は初めて。一度お昼に行ったくらいでブログにするのもどうかなと思ったけどいろいろ驚く体験だったので。

IMG_9550

IMG_9551

ミシュラン三ツ星とかFOODIE TOP100の表彰状?が飾ってあります…

IMG_9552

玄関を入ると、袴姿の男性が三つ指をついてお迎えしてくださって、まずびっくり。お料理は茶懐石風に隣席の方と取回すスタイル。8月半ばに鱧と松茸の土瓶蒸しが出てきたのにもびっくり。鮎が食べたいと思っていたので、お茶でいぶした鮎が出たのもうれしかった。とにかくプレゼンテーションがとても豪華で、さすがだった。

最後の食事と一緒に、「すきやきです」とガラスの器に入った濃い味付けのお肉と温泉玉子が登場。これには違う意味でびっくりした。うかがったら、以前はあまりお肉を出しておられなかったそうなのだが、外国人客の増加を受けてお肉を出すことにされたという。今は約7割が外国人のお客さんなのだとか! そういえばほぼ同時に来たお客さんもアジア系外国人の団体だった。「外国の方に鮎をお出ししても、頭を残されたりなさるので…おなかいっぱいになっていただきたくてお肉をお出ししてるんです」とのこと。

何年も前に行ってきた人から良かったよと聞いていたし、個室だとまた印象が違うのかもしれない。でも私たちにはやっぱり少人数で行きやすいお店の方が合うみたい。

古美術「尾杉」

IMG_0794夏の帰省のついでに京都に寄ってきた。

街中で時間があったので、大好きな古美術店「尾杉商店」へ。

骨董品店といえば新門前通や寺町通が多いけど、こちらは御幸町通三条下ルという立地。若者の店も多い場所柄か、比較的手ごろな値段の古い器がそろう。

今回はそれほど手ごろでもない買いものになったけど…

IMG_0845

このお店のいちばんの魅力はご主人。とても優しいおじいちゃんで、商品を見ているとあれこれ丁寧に教えて下さる。これはつい引き込まれて手に取った直径12cmほどのお皿。「面白いですやろ? 大皿の絵柄を小さいお皿に写したもんです」とおじいちゃん。和食の献立のときに、取り皿にしようと購入。

IMG_0835

「裏側にも柄があるさかい、よう見比べて好きなんを選んでくれはったら」と、座敷に5枚並べてくださった。こういう小皿は5枚セットでないと売ってもらえないことも多いのだけど、1枚ずつ売って下さるのが現代人の私にはありがたい。セットでそろってないとあとあと価値が落ちるのもわかるけど…

IMG_0840

この伊万里も同じくらいの大きさ。私はあまり興味がなかったのだけど、夫が気に入ったもの。

IMG_0842

裏には「富貴長春」と書いてある。おじいちゃんいわく「出来のええお皿によう書いてありますな」(←多分夫はこれに押された)

IMG_0832

冒頭の写真でコンテを盛った珉平。よくある小判型の珉平の豆皿の倍くらいするお値段。綺麗やけどたっかいなーと思って見ていたら、おじいちゃんが「その形は珍しいんですわ」。なるほど。

形より色とこのお花の柄が気に入って、でも高いしどうしよう…と考えていたら、「こんなんにおつまみちょっと盛ったら洒落てますえ。ご主人もお酒がおいしゅうならはりますやろ」とおじいちゃんのアドバイスが。「そうですね! おつまみに!」と購入を決めた。まさか私が一人晩酌に使うとは、おじいちゃんも思っておられなかっただろう…

いつも買物袋に入れてくださるお店の葉書には、「古き良き品々が好きで、多くの生活空間で、お使いいただける品々をと思っております。」とある。「好きで」という部分にきゅんとなる。

おじいちゃん、前回うかがった時より、足腰が弱っておられるようにお見受けした。お体に気をつけて、これからも末長くお店で活躍していただきたいな。

桂離宮 その2

IMG_9499

これが「笑意軒」。茅葺きの田舎風の茶室。船遊びしながら来られるように、船着き場がある!

IMG_9511

笑意軒では、奥に見える農地の田植えから稲刈りの情景を楽しんだという。

現在も宅地開発などがされないように、奥の農地も宮内庁が買い上げている。(すごい!!)

襖の引き手は船の櫂の形。

IMG_9510 IMG_9503

うまく撮れなかったのだけれど、窓下の壁も素敵。ビロードの市松模様を金箔が切り裂く前衛的な意匠。でも建造当時は全部市松模様だったらしい。

右写真は「次の間」の襖。雲海をモチーフにした模様。

 

IMG_9504

満月を象った丸窓は、格子やつるの組み合わせをそれぞれ変えて作り、1年の6季を表しているという。

田園風景を切り取った窓がとにかく美しく、いつまでも眺めていられそうだった。

緑がみずみずしい季節にまた訪れたい。

IMG_9500

御殿の横でお庭の手入れをされていた。昔風の大原女のような出で立ちも良い。

IMG_9514

書院御殿。右側に「月見台」が見切れています…

IMG_9517

「月波楼」。写真が上手に撮れなかったけれど、秋の山と池の眺めを、あたかも船から眺めた情景に見えるよう工夫して作られている。秋草の唐紙も美しい。

IMG_9518

船に見立てた茶室で、船底天井という化粧屋根裏が全体を覆っている。

1本の曲木(中央右)で支えているかのように見せてその軽やかさを表現しているが、曲木はあってもなくても変わらないらしい。

IMG_9520

「御輿寄(おこしよせ)」前庭の畳石は小堀遠州好みの「真の飛石」と呼ばれている。

素晴らしいコンポジション。

IMG_9523

この土塀で参観もそろそろ終わり。あっという間の1時間だった。

IMG_9524

外へ出たところ。表門に続く「穂垣」。監視カメラが…

IMG_9528

川沿いの道路に出ると、桂離宮独特の「桂垣」が続いている。芯になる垣に、竹の葉を生きたままかぶせて折り曲げて編んだもの。

参観後は中村軒で麦代餅(むぎてもち)をいただいて帰りました。

桂離宮 その1

IMG_9512

ずっと眺めていたい、一枚の絵のような光景。

これは桂離宮の茶室「笑意軒」。

IMG_9461

京都に住んでいたころから、ずっと行ってみたかった「桂離宮」。

Katsura Rikyu

参観には事前に許可が必要なので、一時期毎月のようにオンラインで参観申し込みをしていたのだけれど、毎回はずれるので、いつの間にか諦めてしまっていた。

今回調べたネット情報によると、オンラインでの当選は宝くじなみなのだとか。どうりで…

IMG_9464

今回は、思い立ったときにはもう往復はがきの申し込み締め切りの1カ月前を切っていたので、

前日にダメもとで御所の事務所へ申し込みに行ってみた。

そしたら、「明日はどの時間も空いてますよ」とあっさりOKに。

シーズンオフ(2月)の平日というのも良かったみたい。やはり4月、11月は混むらしい。

IMG_9469

池ごしに御殿を望む。

これほどの豪華な施設なのに、参観無料というのにびっくり。

参観は1回1時間で、9:00から15:30まで計6回。一度の人数が意外に多くて、20〜30人くらい。

受け付けをすませたら、広い待ち合いスペースで、現在は使われていない工芸品の展示や解説ビデオを見ながら、時間が来るのを待つ。

IMG_9450

内側から「表門」を見たところ。

IMG_9525

これが表門の外側。桂離宮の正門。特別の場合以外は開けられないのだそう。

IMG_9457

桂離宮は月を観るための山荘なので、こうした小さい灯籠が庭のそこここに配してあるのだという。

確か25カ所くらいあるとか。夜、灯籠に灯りが点いているときは、また趣が異なるんだろうな…

IMG_9467

これは「州浜」。天橋立に見立てて作られた。

参観にはガイドさんが拡声器で解説しながら一緒に回ってくださる。

単独で勝手に見て回ったり、順路を元に戻ったりはできない。これだけ手がかかってたらそれも納得。

IMG_9460

無駄なものが一切なく、どこを切り取っても絵になる空間。

苔も見事だし、1枚の落ち葉もない。

IMG_9473

市松模様の襖が有名な「松琴亭」。色も意匠も本当にモダン。

でも日光にさらされて、少し退色しているのだそうな。

IMG_9487

冬向きの茶室で、寒さをしのぐための「石炉」がある。

杉のへぎ板で編まれたという網代が見事で、じーっと見入る。

IMG_9476

松琴亭からお庭を望む。ここで冬の月を観ていたという。

IMG_9490

この橋!!

IMG_9495

小高い丘の上にある「賞花亭」。峠の茶屋風の茶室。ここからの西山の眺めが見事。

峠の茶屋を宮家が模して作る…スノッブ…

IMG_9505

賞花亭を降りたところにある「園林堂(おんりんどう)」。桂宮家代々のご位牌などが祀ってあったそう。

IMG_9498

飛び石の配置がまたモダン。かわいい…

 

次が「笑意軒」。個人的にはここが一番感動したので、つづく。

 

 

Ryoriya Stephan Pantel

ここも以前のお店から大好きな、京都での定番。

驚くような食材の取り合わせでも間違いなくおいしくて、ステファンとのおしゃべりもとても楽しい。

新しいお店はとても素敵なんだけど、以前に比べるとだいぶ広くて、なんだかこちらが緊張してしまう。そのうち慣れると思うけど。

フォワグラのコンフィ奈良漬け巻き 南国フルーツのソース。定番料理

フォワグラのコンフィ奈良漬け巻き 南国フルーツのソース。