Category Archives: Cafe, etc

盛岡 カフェなど

素敵なカフェがたくさんあった盛岡。盛岡は喫茶店文化が発達しているそう。

まずは名前が詩的な「六月の鹿」へ。

IMG_2353 (1).jpg

小さなお店だけれど、置いてある雑誌なども含めとてもセンスがよく、静かで落ち着ける。コーヒーもスコーンもとてもおいしかった。

IMG_2355 (1)

『行ってみたいトコロ盛岡』で見た「carta」ではランチを。古い建物を作り変えた空間はとても静かで、外とは別世界のよう。IMG_2373 (1)

湯気で曇った窓の向こうにもみの木が見えて、子供のころ読んだ雪国の物語の中にいるような気分に。

大きな漆のお椀で出されるスープも、丸パンのサンドイッチも、人参サラダも全部おいしかった。ちゃんと手をかけて作られたことがわかる。お店の人も感じよくて長居してしまった。

朝は国産小麦と自家製酵母のパン屋さん「穀」へ。おいしそうなパンがいっぱいで、自然食品や雑貨も置いてある。黒豆のフムスのサンドイッチをイートイン。このフムスがめちゃくちゃおいしい!

IMG_2368 (1)

盛岡といえば麺も。駅から近い「盛楼閣」で焼肉と冷麺を。冷麺の麺はとてもモチモチしこしこでおいしかったけど、スープや焼肉のタレは化学調味料の味が強くてちょっと困った。

IMG_2367 (1)

あとは帰り際に、駅ビルの中にある「ベアレン醸造所」のビアパブで1杯。新幹線の待ち時間においしい地ビールが飲めるのはうれしい。

もう1件行ってみたかったのは「The bar 佐藤」。でもホテルから遠かったし、あまりに寒かったので断念。

買ったものなどは続きで。

 

 

 

オ・プティ・マタンのモンブラン

横浜市金沢区にあるおいしいケーキ屋さん「オ・プティ・マタン」。秋になり、栗が出回るころになると、モンブランが登場する。これ以上おいしい和栗のモンブランを、私はほかに知らない。

%e3%83%a9%e3%83%95

栗のペーストにフレッシュな生クリーム、メレンゲというシンプルな構成。「2時間以内に食べてください」と書いてあるのはメレンゲが湿気っちゃうからかなーと思っていた。でも今回イートインしてみて納得。できたては栗のフレッシュ感が全く違う! ほっくりした新鮮な栗ペーストが口中でほどけ、栗の香りが口いっぱいに広がって、ひとくち食べるごとに目を細めてしまう。これまで持ち帰って食べていたけど、もうこれからは絶対にイートインすると決心した。

モンブランは栗の季節だけだからもうそろそろ終わりだけど、ほかのケーキも文句なくおいしい。

サクッと軽やかなココナッツ風味のメレンゲ菓子「コクリコ」も、訪れると必ず買って帰るお気に入り。ヒヨコのかたちもかわいい。モンブランにもメレンゲが使われているが、このお店のメレンゲは本当においしい。メレンゲに定評のあった今はなき名店「ア・ポワン」で修業されたからだろうか。

大きな栗がごろっと一粒入った「フィナンシェ・マロン」も美味。

あとは今回初めてキャラメルペーストも購入してみた。牛乳型のびんがかわいくてつい買ってしまったのだけど、もちろん味も言うことなし。ヨーグルトにかけたりして堪能した。

私にとっては横浜で最も好きで信頼しているケーキ屋さんの1つ。アクセスが難点だけど、また時間があるときに訪れたい。

 

 

京都 2016夏

帰省のついでに京都へ。今回のメインイベントは「草喰 なかひがし」!

img_2046

たぶん10年近くぶり。なかなか予約取れないイメージだけど、1ヶ月前を過ぎても大丈夫だった。

聞いたこともない野菜がたくさん。鯉や鴨、鰻もおいしかった!

collage_fotor collage_fotor1

銀彩のお椀がとてもスタイリッシュで印象に残った。中には鮎が泳いでた。

支払い時にカードは使えないので注意…

いつもの「京天神 野口」さんへも。

collage_fotor3

全部おいしかったー。ガラスのお皿がきれいでしげしげ見てたら「世界に13枚しかない古いベネチアングラスやで!」とのこと。お椀は鶏のおだしに松茸という変わり種。

あとはとにかく暑かったので、氷も。

collage_fotor4

「二條若狭屋 寺町店」のバジルとライムの氷と、パイナップルの氷。さっぱりフレッシュ。

午前中に行くと比較的人も少ない。

img_2037

お昼にはお蕎麦を。「かね井」は以前荒挽きそばを食べたときは何も思わなかったけど、今回ざるそばを食べたらとてもおいしかった。お酒も珍しいものがちょこちょこあった。

宿泊は、一度泊まってみたかった「アートホステル クマグスク」。

collage_fotor5

展覧会の中に宿泊できるというもの。訪れた時は藤本由紀夫さんの「THE BOX OF MEMORY」展だった。各部屋や廊下にも展示があって面白かった。かわいいおかみさんが丁寧に手作りされる朝ごはんもすごくおいしかった!

でも我々はバス・トイレ共同というのがしんどいので、宿泊はもうしないかな…。見学もできるようだったし。

img_2038

話題の「Kaikado Cafe」にも行ってみた。素敵な空間。あのあたりはあまりお店もないし、その意味でも貴重だと思う。

img_2036

北野天満宮さんへもお参りに。大福梅の土用干しが見られて嬉しかった。7月から4週間かけてカラカラになるまで干すとのこと。

あとはいつもの骨董店「尾杉商店」で漆のお皿を買ったり。しかし横浜や都内と比べて関西はあまりに暑くてびっくり。今年は関東は比較的涼しかったからかな…。もっと器も見に行きたかったけど、暑さで行動力が落ち、行きたい気分になれず残念。去年も「もう8月に京都に行くのはやめよう」と思ったはずなのに。でもまた行くんだろうな。

長崎「bread A espresso」

長崎で訪れた中で、忘れられないお店「bread A espresso」。

IMG_1681

パンとエスプレッソのお店で、味もとてもおいしかったのだけれど、何より印象的だったのはお店の雰囲気。ピンクがかった淡いグレーの壁の小さな店内には、古い石材のような素材のカウンターと、アンティーク風の木材でできたショーケースだけ。椅子も花も華美な装飾も一切ない、すっきりとしたシックな空間。古木風のドアも、吊り下げ型の照明も、一つ一つ大切に選ばれたのだろう。白いエアコンまでダメージ加工のペイントがしてあって、徹底した美意識を感じる。

パンは対面形式で、注文するとマダムが包んでくれる。このマダムがバリスタさんだそうで、会計をしながらコーヒーも淹れてくれる。イートインも可能なので、パンと一緒にカフェラテを注文してみた。確か岐阜のコーヒー豆屋さんのスペシャルティコーヒーを使っているそうで、その日のおすすめが黒板に記してあった。なみなみと注がれたカフェラテは香り高くて、とてもおいしい。

驚いたのはパンが盛られたお皿。作家ものの白い粉引きの台皿だった。粉引きは脆いし、油も染みるし、扱いがとても厄介。こんな忙しいお店で扱うのは本当に大変だと思う。でもそのざらりとした温かい風合いと、少し高さがある台皿は、このお店の空間とパンにとても良く合っていた。自分が良いと思うものだけを使っておられるんだろう。その心意気に感じ入ってしまった。

朝食をここで食べ終えて、その素敵な印象を噛み締めつつ歩いていると、夫が「明日の朝もここでいいんじゃないの」とぽつり。やっぱりそう思ったよね!

ということで2日連続で訪問。でもすごい人気店のようで長い行列ができていたから、2日目はイートインは断念。コーヒーをオーダーすると、パンの注文が停滞してしまうので…。

IMG_9885

たぶんこのお店で使われていたのと同じタイプのお皿(違う作家さんのかもしれないが)。このお店での経験に感激して買い求めた、川口武亮さんの粉引きの台皿。形がまるでステージのようで、料理をちょっとドラマチックに見せてくれる。

IMG_9875

2日目はおみやげに、ビターチョコたっぷりの「ショコラ」などパンをいろいろ買って帰った。右はヴィエノワ生地の丸いパンに、ホワイトチョコとマカダミアが入ったもの。同じ形・生地で、アールグレイ、キャラメルナッツなどのフレーバー違いがたくさんそろっていた。ほかにはハードなバゲットやカンパーニュ、ドライフルーツ入りの食事パンなど。デニッシュ類はあまりないようだった。確かに色とりどりのフルーツが乗ったデニッシュはこのお店に似合わないかも。

行列ができていたし、何だか写真を撮る気になれなかったので、あまりお店の雰囲気が伝わらないかもしれない。でもあんな素敵なお店にはなかなか出合えない。あのお店がある長崎の方を羨ましく思う。

芹沢銈介美術館と、静岡のお店いろいろ

静岡市へ日帰り出張することになり、せっかくなので観光して帰ろうと計画。仲良しのお仕事関連の方が「駅近くに美術館がいくつかあるよ」と教えて下さった。駅すぐの静岡市美は私が行ったときは岩崎ちひろ展で、わざわざここで観ることもないなあとパス。静岡市立芹沢銈介美術館を訪れることに。芹沢銈介の作品もだけど、白井晟一の手がけた本館「石水館」も楽しみだった。

IMG_1303

石を積み上げた門を入り、木々の間をしばらく歩くと、水の音が聞こえてくる。この日はとてもいい天気で、緑がきらきらと輝いていた。噴水は椿の木で全貌は見えない。桂離宮の「目隠しの松」を思い出す。

平日なのでほかに誰もいないのをいいことに、しばらく立ち止まってこの空間を堪能する。写真を撮ろうとしたが、こんな程度にしか撮れないので早々に諦めてしまった。

美術館の設計は芹沢自ら白井に依頼し、すべてを任せたとパンフレットにある。石塀も木も建物も背が低く威圧感がない。唯一、G展示室だけほかより天井が高い積み石の白壁になっていて、祈りの空間のような荘厳さが漂う。

私が訪れたときは「暮らしに生きる文字―芹沢銈介の文字絵と朝鮮民画―」展を開催中だった。文字をデザインしたシリーズが面白く、中でも一番心に残ったのが「天の字のれん」。

ラフ_0002

藍色の空に純白の布がひらりと羽ばたいていく、その一瞬を切り取ったような躍動感にどきどきする。手を離れた風船がどこまでも空を飛んで行くのを見送るときの、あこがれや切なさが入り交じった気持ちになる。

「て」という文字を表現しつつも、抽象画のような趣もある。画像は絵はがきをスキャンしたものなのでよくわからないが、のれんなので実物は結構大きい。実際にこののれんが大きな家の軒先にかけられて、風にそよぐさまはどんなに清々しいだろう。

 

売店(ミュージアムショップ)でカレンダーも発見。

http://ec.seribi-shop.jp/?pid=93446494

毎年、曜日の一致する年のものを復刻して販売されているようで、2016年は1960年のもの。色合いと手漉き和紙の風合いが素晴らしく、本当にほしかったのだが、カレンダーは使わないし飾る場所もないので断念。こちらを見てしまうと、縮小プリントしただけの卓上カレンダーの方なんて買う気になれない。

toro

美術館は登呂遺跡公園の中にある。登呂遺跡の雰囲気になじむよう、石や水、木の自然素材が用いられているのだという。

お昼ご飯は、登呂遺跡公園のすぐ横にある「もちの家」へ。

IMG_1296_Fotor_Collage

安倍川餅が名物のお店なのでお蕎麦は期待してなかったのだけど、意外とおいしかった。お蕎麦のセットにお餅もついてきて、おなかいっぱいに。昭和の田舎にタイムスリップしたような古民家の空間もとても良かった。でもお店の人によると、土日祝は凄まじく混むそうな。

静岡市は初めてだったので、いろいろ調べてパン屋さんにも行ってみた。

IMG_1599_Fotor_Collage

天然酵母パンの「プパンベーカリー」。インテリアもセンスが良くて素敵だった。もちもち食パンや豆ぱん、フロマージュ(チーズケーキ)、期間限定のスイートポテトパウンドを購入。

IMG_1600_Fotor_Collage

静岡駅近くのおしゃれなコーヒースタンド「ハグコーヒー」でおいしいラテも。スペシャルティコーヒーが気軽に味わえる。近くにあったらいいのになあ。常連さんっぽい若い人でにぎわっていた。

思っていたより都会で、まだまだ楽しげなお店があった静岡。芹沢銈介美術館では芹沢銈介の家も観られたというし(知らなかった!)、また訪ねてみたいな。

横浜馬車道さんぽ

仕事のない晴れた週末はせっせとお出かけ。ある日曜は、馬車道のカフェへ。

歴史

馬車道のあたりは横浜の中でも好きな場所。これは神奈川県立歴史博物館。初めて見たときは、「パリの建物みたい!」と感激した。

zentai

開けた視界が気持ちの良い本町五丁目の交差点。旧第一銀行横浜支店のクラシックな建築とランドマークタワーの対比がおもしろい。

外

旧第一銀行横浜支店は、1929年に建てられた建築。もとは向かい側にあったものを、平成6年に約1カ月かけて移動したのだという!「曳家工事」という工法だそう。

http://www.ur-net.go.jp/urbandesign/project/saisei3.html

おめあてはこの旧第一銀行横浜支店の中にあるカフェ。以前は「YCCカフェ」だったのだが、この6月末に運営者が変わって、「カフェ オムニバス」になったというので来てみた。

naka

訪れたときは、高橋士郎さんの「空気膜造形作品」を展示中だった。左側の青緑色のは「サンゴ」、奥は「結び目」。

「サンゴ」は閉じたり開いたり、くるくる回ったりする。知らなかったので突然動いたときはびっくりした!

あと_Fotor_Collage

「カフェ オムニバス」は世界のサンドイッチが名物だそう。今回は鯖サンドとカレーを注文。

ランプ_Fotor_Collage

以前の「YCCカフェ」に比べて、しっかりした食事ができるようになったのはうれしい。お酒も飲めるようになったし。ただ、ひと昔前のアメリカンポップスが大音量でかかっていたのだけど、あれはいつもなんだろうか。あの場に不似合いだと思うのだけど、何とかならんだろうか…

YCCカフェ時代に取材させて頂いたことがあり、下はそのとき自分で撮った写真。

IMG_8330

横浜市認定歴史的建造物に指定された建物なので、外に目立った看板が出せないということだった。そのせいかあまり混んでおらず、音楽もかかっていなくて、非日常感に浸れる良いカフェだった。

お店の雰囲気は、展示物のないときはまたこんな感じになるのかもしれない。市の指定を受けているなら改築はできないだろうし。

 

食後は馬車道十番館でお茶。

十番_Fotor_Collage

こちらはさすが日曜で混んでいた。お客さんの年齢層が高い。古い建物かと思っていたのだが、昭和42年に開港当時の様式を模して建てられたものだという。お店の前には「牛馬飲水槽」がある。

「レモンスカッシュアメリカ風」は、赤ワインとレモンスカッシュの2層。レモンとライムのスライスが1枚ずつ入っていて、彩りが美しい。味もサングリアみたいでおいしかった。

2階は英国風酒場らしいので、またそちらにも訪れてみたいな。