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富山へ

もう半年近く前になるのだけど、初めて富山へ行って来た。

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IMG_2563富山の街でふと遠くを見やると、そこにはいつでも雄々しい立山連峰がそびえていた。旅行者である私は、目にする度に「おお〜」とその美しさに感激するのだけど、地元の人にとってはごく当たり前の光景なのかもしれない。こんなに雄大な山々を毎日目にして育つと、人格形成にも影響するんではなかろうか。城下町で育った私にしてみると、電車で故郷に帰る道中で故郷の城を目にすると体の底から安堵感が湧き出て来るが、富山の人にとって立山連峰もそういう存在なのだろうか。

IMG_2524これはスタバが有名な環水公園。お散歩にぴったり。

富山に行ったらお寿司! と思っていたので、ずいぶん前に「鮨人」を予約していた。寿司なので写真はなし。長渕剛が好きそうな熱いご主人による、熟成赤酢を使った独特のお寿司。青く目が光る生きたホタルイカを見たのは初めて。

 

昼間は「ジラフ」というケーキ屋さんにも。けっこう街中から遠かったんだけど、レベルの高いお店だった。でもイートインができず愕然とした!

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お寿司の後は「ワインバー アルプ」へ。「オルガン」や「ウグイス」にいた方が地元に戻って開かれたお店だそう。ワインも面白かったし、ターンテーブルで音楽をかけながらというスタイルも楽しかった。

 

ここでたまたま出会った紳士が相当なグルメらしく、ご自分で作られた食べ物情報の冊子を下さった。寿司編と富山名物編があって、この富山名物編がすごく面白かった。鱒寿司20種類(そんなにあることにもびっくり)の食べ比べなどされていて、とても参考になった。その紳士曰く、お寿司は「大門」が一番だそう。今度富山に来るときはそちらに行ってみたいな。

 

一泊だけ氷見に泊まって、セイズファームへも。

農場やレストランの雰囲気はとても素敵だったけど、食事はうーんという感じ。わざわざ夜にタクシーで行ったからハードルが高くなってしまったかもしれない。あと前日に行った「レヴォ」が素晴らしすぎたせいもある。

その話はまた続きで。

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盛岡 おみやげ編

盛岡へ寄った目的の1つは「釜定」の組鍋。すっきりモダンなデザインで、すき焼きにもぴったりなのでほしくなったのだが、オンラインショップは入荷未定というところも多かった。お店ではすぐ買えるというウワサを聞いて、この機会に行ってみようと思ったのだ。

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実際、お店を訪ねるとすぐに出していただけた。重かったけど、帰宅日に合わせて三田から猪肉を取り寄せていたので、がんばって持って帰ることに。家に帰ったらさっそくお店で教わったとおり鍋ならしをして、牡丹鍋に。(よく考えたら土鍋で事足りたが)

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組鍋がいいなと思ったのは、お肉などをコンロで焼いて、表面に焼き目がついたら鍋ごとオーブンに入れられるところ。肉のローストやハンバーグなど、オーブン調理の肉料理はこのパターンが多いので重宝。

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もう1つのお目当ては「光原社」。ずっと前から行ってみたかったお店。全国の民藝の器や家具が並ぶお店で、歴史を感じさせる風格ある建物や、店員さんの制服が素敵だった。

喫茶室の「可否館」やお向かいの「モーリオ」にも訪れた。名物のくるみクッキーをおみやげに。ちなみに組鍋はモーリオでも販売されていた。

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海外の民芸品やアクセサリーを扱う光原社の「カンパネラ」でみつけた、インドの鳥のブローチ。盛岡でインド製のものを買うのも不思議な気がしたけど、お手頃でかわいかったので…。IMG_0066

優しい表情のペルーのアルパカの人形と、白目をむいてる遊牧民の少年の指人形も。

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地酒もぜひ買って帰りたいと思い、ネットで調べたところ、カフェ「carta」の近くに「ワインとチーズの店 よしだ屋」というよさげなお店を発見。訪れてみると、地元産のワインやビールがたくさんそろっていて大当たり。

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岩手「高橋葡萄園」のミュラートゥルガウとリースリング・リオンを購入(まだ飲んでない)。このほかベアレンの地ビールなども買い込んでホクホク。買ったお酒は配送していただけたし、遠方からの注文も受けてくださるらしい。

短い滞在だったけどとても楽しかった盛岡。今度は春か夏に訪れて、ぐるぐる歩いて回りたいな。

盛岡 カフェなど

素敵なカフェがたくさんあった盛岡。盛岡は喫茶店文化が発達しているそう。

まずは名前が詩的な「六月の鹿」へ。

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小さなお店だけれど、置いてある雑誌なども含めとてもセンスがよく、静かで落ち着ける。コーヒーもスコーンもとてもおいしかった。

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『行ってみたいトコロ盛岡』で見た「carta」ではランチを。古い建物を作り変えた空間はとても静かで、外とは別世界のよう。IMG_2373 (1)

湯気で曇った窓の向こうにもみの木が見えて、子供のころ読んだ雪国の物語の中にいるような気分に。

大きな漆のお椀で出されるスープも、丸パンのサンドイッチも、人参サラダも全部おいしかった。ちゃんと手をかけて作られたことがわかる。お店の人も感じよくて長居してしまった。

朝は国産小麦と自家製酵母のパン屋さん「穀」へ。おいしそうなパンがいっぱいで、自然食品や雑貨も置いてある。黒豆のフムスのサンドイッチをイートイン。このフムスがめちゃくちゃおいしい!

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盛岡といえば麺も。駅から近い「盛楼閣」で焼肉と冷麺を。冷麺の麺はとてもモチモチしこしこでおいしかったけど、スープや焼肉のタレは化学調味料の味が強くてちょっと困った。

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あとは帰り際に、駅ビルの中にある「ベアレン醸造所」のビアパブで1杯。新幹線の待ち時間においしい地ビールが飲めるのはうれしい。

もう1件行ってみたかったのは「The bar 佐藤」。でもホテルから遠かったし、あまりに寒かったので断念。

買ったものなどは続きで。

 

 

 

厳寒の盛岡へ

1月下旬、お仕事で東北へ行ったので、かねてより訪れてみたかった盛岡で1泊した。

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とにかく寒い! 地元の方はこの冬は雪が少ないとおっしゃっていたが、寒さはやっぱり段違い。コンパクトな街なので歩く旅によさそうだったが、寒さに凍えつつ雪で滑らないよう下を向いて歩いているとなんだか悲しくなってきて、長くは歩けなかった。ゆっくりお風呂で体を温めたかったのに、一人だからと激安ビジネスホテルにしたのでそれもできず。これまで温泉でもないホテルの大浴場は別にいらないと思っていたけど、冬の北国には不可欠だと思い知った。今度は暖かい季節に訪れたいな。

今回街を巡るのにとてもありがたかったのが『行ってみたいトコロ盛岡』。外でスマホの電池がなくなってしまい(寒さのあまりかどんどん電池が減る)、途方に暮れていたときに偶然行き当たった「さわや書店」でみつけた。

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神楽坂の雑貨店「jokogumo」ご店主の小池梨江さんによる盛岡案内(文章も写真もお一人で手がけられている!)。コンパクトで持ち歩きやすいし、なによりカフェや雑貨店など紹介されている内容がとても好みだった。

盛岡は古い建物がいろいろ。これは「岩手銀行赤レンガ館(旧盛岡銀行本店)」。

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中の一部は無料で見学できる。建築は東京駅を設計した辰野・葛西建築設計事務所。京都文化博物館とも似てるなーと思ったら、やはり同じ辰野金吾によるものらしい。

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こちらは「岩手県公会堂」。

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訪れたお店はまたのちほど。

仁城義勝さんの小鉢

鍋料理の取り皿として、この冬とても重宝した仁城義勝さんの漆の小鉢。小田原の「菜の花 暮らしの道具店」で購入したもの。「菜の花」は、年数回の箱根のお仕事のたびに必ず立ち寄る大好きなお店。

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鍋用の取り皿、当初は土もので探していた。お店中を何周かしたのだけれどコレというものがなく、お店の方に相談したところ「漆器はいかがですか」とお勧めしていただいたのだ。折しもこの日は仁城さんと息子の逸景さんの企画展が始まったばかり。たくさんの漆器が並んでいたが、2つ必要なので予算オーバーだなーと思っていた。

でも、木だから持つ手に熱が伝わりにくいこと、鍋物だけではなく汁椀や小鉢として毎日のように使えることなど、お店の方のお話を伺ううちに、だんだんほしくなり…。何よりこのすっとした直線的な形のモダンさに惹かれ、購入を決めた。

仁城さんは岡山の漆作家さん。木の器を作るところから漆を塗るところまでおひとりでされている。漆器は分業制をとっていることが多いので、このスタイルは珍しいのだそう。

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実際、使い心地もとても気に入っている。お味噌汁などにはやや浅すぎるけど、鍋物にはこの浅さがちょうどいい。そして軽くて、熱くならないから持ちやすい! 鍋物には分厚い土ものというイメージがあったけど、木の器の方が使い勝手がいいなと実感。木肌の見える仕上げもどこかカジュアルで、気負わず使える。

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肉団子はおいしいスープが出るのがいい。これはウー・ウェンさんのレシピで、豚肉団子の鍋。豚肉団子を焼き付けてから鍋仕立てにするもの。粒マスタードを水で溶いてごま油を混ぜたものをかけて食べる。このタレ、そのままで味見したら全然おいしくないのに、この鍋に加えるととてもおいしい。どうしてこんなの思いつくのかしら…。

ぼちぼち鍋のシーズンも終わり。暖かくなったら、どんな料理に使おうかな。

 

 

ecomo Bakery

京都から横浜に引っ越して家探しをするとき、立地条件や築年数といった通常の条件以外にも、いくつか「こうだったらいいな」という希望があった。その1つが「おいしいパン屋さんが近くにあること」。でも横浜には思ったよりパン屋さんは多くなくて、その希望は叶わなかった。好きだと思えるパン屋さんも私の行動範囲ではみつからず、都内に出るたびにパンを買いだめする日々だった。それがここ1年で大きく変わった。比較的出やすい場所に、すごくいいパン屋さんが2つもできたのである。中でも今いちばんのお気に入りが「ecomo Bakery 」。

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国産有機小麦などオーガニック原料を中心としたパンのお店なのだが、とにかくもっちもちで、小麦の味がしっかりして、何を食べてもおいしい。これはルヴァンというバゲット。実際はこの倍くらいの長さ。

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いちばん好きな「Kakukaku」。食パンがあまり好きではない私だけど、これは毎回必ず購入する。尋常ならざるもちもち感! トーストして食べると、香ばしい小麦の香りが広がって、何度食べても「おいしいなあ」とつぶやいてしまう。

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イートインするときに必ずオーダーするのはサンドイッチ。オーダーごとに作ってくださるので、いつもできたてのフレッシュ感が味わえる。パンはkakukaku。みずみずしくもっちりしていて焼かずに食べても美味。コーヒーはオーガニックのものを1杯ずつひいていれてくださる。

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これは「有機栽培ホクシンのクープのないバゲット」。しっとりもっちりさせるためにあえてクープを入れずに作っておられるのだそう。ひきのある生地をシンプルに堪能できる。

「有機クルミのカンパーニュ」や「マスカットレーズンのカンパーニュ」は具材の味も濃くて、また違ったおいしさを楽しめる。

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「有機抹茶の粒あんぱん」など菓子パンも美味。このスイートポテトは、ちょっとびっくりするお値段だったのだけど(精算後に気づいた…)、フィリングはもちろんパイ生地までしっかりおいしくて、価格にも納得。

ケーキやデリもあるのだけれど、パンがおいしすぎて、まだそのあたりは未踏の領域。モーニングもあるみたいなので、いつか早起きして行ってみたいな。

もう1つのおいしいパン屋さんはまたそのうち…。

オ・プティ・マタンのモンブラン

横浜市金沢区にあるおいしいケーキ屋さん「オ・プティ・マタン」。秋になり、栗が出回るころになると、モンブランが登場する。これ以上おいしい和栗のモンブランを、私はほかに知らない。

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栗のペーストにフレッシュな生クリーム、メレンゲというシンプルな構成。「2時間以内に食べてください」と書いてあるのはメレンゲが湿気っちゃうからかなーと思っていた。でも今回イートインしてみて納得。できたては栗のフレッシュ感が全く違う! ほっくりした新鮮な栗ペーストが口中でほどけ、栗の香りが口いっぱいに広がって、ひとくち食べるごとに目を細めてしまう。これまで持ち帰って食べていたけど、もうこれからは絶対にイートインすると決心した。

モンブランは栗の季節だけだからもうそろそろ終わりだけど、ほかのケーキも文句なくおいしい。

サクッと軽やかなココナッツ風味のメレンゲ菓子「コクリコ」も、訪れると必ず買って帰るお気に入り。ヒヨコのかたちもかわいい。モンブランにもメレンゲが使われているが、このお店のメレンゲは本当においしい。メレンゲに定評のあった今はなき名店「ア・ポワン」で修業されたからだろうか。

大きな栗がごろっと一粒入った「フィナンシェ・マロン」も美味。

あとは今回初めてキャラメルペーストも購入してみた。牛乳型のびんがかわいくてつい買ってしまったのだけど、もちろん味も言うことなし。ヨーグルトにかけたりして堪能した。

私にとっては横浜で最も好きで信頼しているケーキ屋さんの1つ。アクセスが難点だけど、また時間があるときに訪れたい。