Daily Archives: 2015-11-25

家で使うスパイスと、マイクロプレイン

自由が丘の雑貨屋さんで、パッケージに惹かれてつい買ってしまったスパイス。

スパイス

クミンはまだストックがあるし…と思って一度は諦めたのだけど、1カ月後に見てもまだほしかったから、ついに購入。かわいいだけじゃなくてオーガニックだし…と自分に言い訳しつつ。

クミンシードはわが家では必須のスパイス。カレーだけではなく野菜料理によく使う。一番良く作るのが人参のグラッセ。乱切りにした人参を、塩少々と大さじ3くらいの水、オリーブオイルとともに厚手の鍋に入れ、蓋をしてごくごく弱火でじっくり火を通す。仕上げにクミンをぱらぱら。クミンは人参との相性がとても良いので、人参のサラダに加えてもおいしい。

あとは太めに切った千切りキャベツを塩揉みして水気をしぼり、クミン、塩こしょう、白ワインヴィネガー、オリーブオイルと合えたサラダも美味。キュウリの塩揉みを無糖ヨーグルトとクミンで和えたギリシャ風サラダも付け合わせに良い。

牛、豚、鶏のほかラムなど肉のソテーにも非常に合うし、何より味の印象ががらりと変わる。こんな調子で使いまくるので、ひと瓶すぐにカラになってしまう。

 

もう1つのわが家で欠かせないスパイスは、ホールのナツメグ。ナツメグは、ホールとパウダーとは全く別もの。一度ホールを使うともうパウダーには戻れない。

京都ではいくつか売っているお店があったんだけど、横浜に来てからデパートや輸入食料品店などをかなり探し回ってもパウダーしか売ってなかったので、もう諦めてネットで購入している。右は藤沢に行ったとき、磯淵猛さんの紅茶専門店「ディンブラ」で見つけて買った殻付きのもの。

ナツメグ

何に使うかというとホワイトソースの料理やハンバーグなど挽肉料理。一番よく使うのはグラタン・ドーフィノワ(芋グラタン)。皮をむいたメークインを薄切りにして、生のままグラタン皿にうろこ状に並べ、塩こしょうをしてナツメグを削り、牛乳・生クリーム(2:1で100ccほど)を注ぎ、チーズをかけて190度のオーブンで30分ほど火を通す。

牛乳で芋を煮てから焼くレシピもあるけど面倒なので生のままオーブンで調理している。だからぐつぐつ煮立ってからかなりしっかり火を入れないといけないのだと最近になって気がついた…。グラタン皿にニンニクの断面をこすりつけておくという工程もあって、律儀にそうしていたけど、実は忘れてもあまり違いがよくわからない。

しかしグラタン・ドーフィノワにナツメグを削って入れると入れないとでは大違い! すごく大人っぽい、手をかけたような味になる(滅茶苦茶かんたんなのに)。でも使う量はほんの少しだけ。調子に乗って入れすぎるとおいしくなくなってしまう。

あわせて必要なのがマイクロプレインのゼスターグレーター。

glator

かれこれ7〜8年ほど前、「京都ネーゼ」というイタリアンのシェフに分けて頂いて以来、手放せなくなったもの(当時はあまり売ってなかった)。まずチーズが驚くほどふわっふわにおろせるし、レモン・柚子など柑橘類の皮やショウガもほしい分だけおろせるし、ナツメグなどのスパイスやチョコレートもおろせる。しかも普通のおろし金と異なり、洗うのがとっても簡単! ステンレスなので匂いもつきにくい。わが家ではないと困る台所道具だ。