Monthly Archives: September 2015

金沢・輪島旅

もうすぐ金沢・輪島旅行。金沢は、関西にいたころはちょくちょく行っていたけれど、ずいぶん久しぶり。輪島へは初めてなので、とても楽しみ。

いつも旅行が決まったら、いろいろな本や雑誌、ネットで情報収集。今回買ったのはこの3冊。

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農文協の「聞き書」シリーズは、大正の終わりから昭和の始めにかけての各地の食生活を現地の主婦に取材して聞き書きしたもの。季節ごとの行事やそのときに食べる料理、特産の食材、うつわなどが地域ごとにまとめてあって、食を通してその土地の暮らしがわかってとても面白い。このシリーズのことは最近知ったのだけれど、各都道府県別に出ているようだから、これから旅をするごとに少しずつ集めていこうと思う。

あとは輪島で漆器を入手したいなと思って、漆器の入門書と、おしゃれ金沢ガイド。身軽に出かけられるよう、気になるお店はどんどんEvernoteなどに保存しておかないと。

北陸新幹線も初めて。しかし横浜からだと新幹線は微妙に不便…。

ジュゼッペ・ジュスティのバルサミコ

先日また箱根に行った帰り、小田原駅地下に面白いグロッサリーストアができているのを発見。そこで見つけた、ジュゼッペ・ジュスティ(GIUSEPPE GIUSTI)の白バルサミコ。

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バルサミコ酢が大好きで、サラダに使う酸味はほとんどレモンかバルサミコ酢。色の薄い料理に使える白バルサミコもほしいなと思っていたんだけど、使用頻度を考えると高価で手が出せなかった。でもこれは1600円くらい。しかも信頼しているジュゼッペ・ジュスティ!

よく見ると原材料は「ぶどう果汁、醸造酢」だった。ときどき見かけて高いなーと思っていたマルピーギ社のは葡萄果汁だけで作られているらしいから、価格の差はそのあたりにあるのかも。でもこの白バルサミコも、かぐわしくて、ほんのり甘くて、とっても美味!

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バルサミコ酢はもうずっとこのジュゼッペ・ジュスティの銀ラベル。これを使うと、とてもほかのを使う気になれない。お店でバルサミコ酢をいろいろ見比べてみると、香料やカラメルなどを添加してあるものが多いけど、この原材料は「ぶどう(トレッビアーノ種)」オンリー。酸味が柔らかくてとろりとしているから、ふつうのバルサミコ酢なら半量まで煮詰めないといけないようなレシピでも、さほど煮詰めなくてもOK。

価格幅の広いバルサミコ酢。高価な長期熟成品はもちろんおいしいけど、価格を考えると普段使いにはできない。ジュゼッペ・ジュスティでも10年以上熟成したものもあるけど、この1500円ほどの6年熟成でじゅうぶんおいしい。

サラダに使うほか、お肉のソテーや、トマトとバジル炒めの仕上げにさっと絡めたりしても美味。煮込みにはさすがにもったいなくて使えないけど。

京都では藤井大丸地下の「タベルト」で買っていたんだけど、横浜に来てからは売っているお店をみつけられなくて、仕方なくネットで購入していた。漸くリアル店舗を発見したけど、小田原はちょっと遠いなあ。

今回見つけたのは「GENERAL FARM’S」というお店。去年できた小田原駅の地下街「HaRuNe小田原」にあった。イタリア食材やビオワインのほか、地元の食品のセレクトがとても楽しい! サバの生ハムなど地魚を使ったユニークな加工品、手づくりのお豆腐や漬物、ハムなど珍しいものがいっぱいで、おみやげにたくさん買い込んだ。イートインメニューも心魅かれるものがいろいろ。

「HaRuNe小田原」には和菓子の「菜の花」の素敵なカフェや雑貨店もあって、こちらでも散財してしまった。ほかにも面白そうなお店がいろいろあって、半年以上もノーチェックだったのが悔やまれる。またゆっくり訪れたい!

 

エルダーフラワーのコーディアル

ノンアルコールドリンク探求その3。

ユウキ食品の「有機コーディアル エルダーフラワー」。

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一時雑貨屋さんや雑誌広告でよく宣伝されていて存在は知っていた。今回、ノンアルコールドリンク探しの中で「ハーブドリンクならいいかも!」と思い立って入手。何社かの商品があったのだけど、ボトルのかわいさでこれに決定。

いくつかのネットのレシピを見たところ、コーディアルというのは、ハーブを煮出したシロップみたいなものらしい。 炭酸水やお水で割って飲む。のだけど…

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私は香りがちょっと苦手だった。近所のお家の前を通るときに漂ってくる香りに似ていて…(芳香剤かな?)。一度そう感じてしまうともうそのイメージから離れられない。でも決しておいしくないわけではないです。

結構甘いので、食事には合いにくい気もする。でもエルダーフラワーは抗炎症作用があるそうなので、風邪の引き始めに飲んでみようかしら。

結局、私にとって最強のノンアルコールドリンクは自家製ジンジャーエールという結論に達しました。

吉泉

お盆あけの京都。16日の送り火が終わったら夏期休業を取られるお店が多くて、何件も予約の電話をするものの、ことごとく玉砕…。だめもとで電話したら吉泉のお昼のカウンター席が取れた。

吉泉は初めて。一度お昼に行ったくらいでブログにするのもどうかなと思ったけどいろいろ驚く体験だったので。

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ミシュラン三ツ星とかFOODIE TOP100の表彰状?が飾ってあります…

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玄関を入ると、袴姿の男性が三つ指をついてお迎えしてくださって、まずびっくり。お料理は茶懐石風に隣席の方と取回すスタイル。8月半ばに鱧と松茸の土瓶蒸しが出てきたのにもびっくり。鮎が食べたいと思っていたので、お茶でいぶした鮎が出たのもうれしかった。とにかくプレゼンテーションがとても豪華で、さすがだった。

最後の食事と一緒に、「すきやきです」とガラスの器に入った濃い味付けのお肉と温泉玉子が登場。これには違う意味でびっくりした。うかがったら、以前はあまりお肉を出しておられなかったそうなのだが、外国人客の増加を受けてお肉を出すことにされたという。今は約7割が外国人のお客さんなのだとか! そういえばほぼ同時に来たお客さんもアジア系外国人の団体だった。「外国の方に鮎をお出ししても、頭を残されたりなさるので…おなかいっぱいになっていただきたくてお肉をお出ししてるんです」とのこと。

何年も前に行ってきた人から良かったよと聞いていたし、個室だとまた印象が違うのかもしれない。でも私たちにはやっぱり少人数で行きやすいお店の方が合うみたい。

古美術「尾杉」

IMG_0794夏の帰省のついでに京都に寄ってきた。

街中で時間があったので、大好きな古美術店「尾杉商店」へ。

骨董品店といえば新門前通や寺町通が多いけど、こちらは御幸町通三条下ルという立地。若者の店も多い場所柄か、比較的手ごろな値段の古い器がそろう。

今回はそれほど手ごろでもない買いものになったけど…

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このお店のいちばんの魅力はご主人。とても優しいおじいちゃんで、商品を見ているとあれこれ丁寧に教えて下さる。これはつい引き込まれて手に取った直径12cmほどのお皿。「面白いですやろ? 大皿の絵柄を小さいお皿に写したもんです」とおじいちゃん。和食の献立のときに、取り皿にしようと購入。

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「裏側にも柄があるさかい、よう見比べて好きなんを選んでくれはったら」と、座敷に5枚並べてくださった。こういう小皿は5枚セットでないと売ってもらえないことも多いのだけど、1枚ずつ売って下さるのが現代人の私にはありがたい。セットでそろってないとあとあと価値が落ちるのもわかるけど…

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この伊万里も同じくらいの大きさ。私はあまり興味がなかったのだけど、夫が気に入ったもの。

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裏には「富貴長春」と書いてある。おじいちゃんいわく「出来のええお皿によう書いてありますな」(←多分夫はこれに押された)

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冒頭の写真でコンテを盛った珉平。よくある小判型の珉平の豆皿の倍くらいするお値段。綺麗やけどたっかいなーと思って見ていたら、おじいちゃんが「その形は珍しいんですわ」。なるほど。

形より色とこのお花の柄が気に入って、でも高いしどうしよう…と考えていたら、「こんなんにおつまみちょっと盛ったら洒落てますえ。ご主人もお酒がおいしゅうならはりますやろ」とおじいちゃんのアドバイスが。「そうですね! おつまみに!」と購入を決めた。まさか私が一人晩酌に使うとは、おじいちゃんも思っておられなかっただろう…

いつも買物袋に入れてくださるお店の葉書には、「古き良き品々が好きで、多くの生活空間で、お使いいただける品々をと思っております。」とある。「好きで」という部分にきゅんとなる。

おじいちゃん、前回うかがった時より、足腰が弱っておられるようにお見受けした。お体に気をつけて、これからも末長くお店で活躍していただきたいな。